
海外認証取得サービス
装置の開発要件に適応したカスタマイズ産業用コンピューター開発と
認証取得業務をワンストップでサポート
産業用コンピューターの海外認証取得でお困りではありませんか?
HPCシステムズは、UL(米国/カナダ)、FCC(米国)、CCC(中国)、CE(欧州)、BSMI(台湾)、KC(韓国)等の国際認証取得を設計段階から量産まで一貫してサポートします。
画像検査装置や半導体製造設備など、高性能な産業機器に搭載されるカスタムPCの認証取得において、複雑な各国規制への対応から、EMC対策、安全性試験、必要書類の作成まで、認証取得に関わるすべてのプロセスを、大手の認証機関との提携によりワンストップで提供。
装置開発に最適な仕様にカスタマイズされた産業用コンピューター開発と、海外認証取得手続きをシームレスに推進し、グローバル展開における認証の壁を取り除き、貴社製品の海外市場への着実な投入を支援いたします。
認証取得の手間とリスクを軽減し、本来の製品開発に集中できる環境を提供します。
対応可能な認証規格
UL(米国/カナダ)
- ■ UL62368-1(情報技術機器・AV機器の安全規格)対応
- ■ cUL(カナダ向け)同時取得可能
FCC(米国)
- ■ FCC Part 15 Subpart B Class A/B対応
- ■ 非意図的放射機器として認証
CE(欧州)
- ■ EMC指令、低電圧指令対応
- ■ RoHS指令準拠
CCC(中国)
- ■ 強制製品認証
- ■ GB4943.1-2022(情報技術機器の安全性)準拠
- ■ GB9254(EMC)、GB17625.1(高調波)対応
BSMI(台湾)
- ■ CNS14336-1(IEC60950-1ベース)またはCNS15663(IEC62368-1ベース)準拠
- ■ 電気・電子製品の安全性認証
- ■ EMC認証(CNS13438)にも対応
KC(韓国)
- ■ 電気用品安全認証
- ■ 電磁波適合性認証
- ■ K60950-1またはK62368-1準拠
※ 上記は産業用コンピューター向けの主要な認証規格です。
※ 無線機能搭載モデルや、特殊仕様の場合は、追加の認証が必要となる場合があります。
※ 規格は定期的に更新されるため、最新の要求事項は個別にご確認ください。
こんなお悩みはありませんか?
海外展開の壁
- ■ 各国の認証要件が複雑で、どこから手を付けていいか分からない
- ■ 各認証証取得に必要な技術情報の入手が困難で期間延長とコスト増が継続
- ■ 複数国への展開で、申請や試験日程、認証コストが予想以上に膨らんでいる
カスタム製品での認証
- ■ 顧客要求に合わせて産業用PCのカスタマイズ開発、規格認証が必要
- ■ 特殊仕様でのカスタム開発と認証取得、装置開発、量産日程の調整が困難
- ■ GPU搭載など高性能機器の熱対策とノイズ対策、認証の両立が難しい
継続的な管理
- ■ 認証取得後の仕様固定や変更管理、更新手続きが煩雑
- ■ 長期供給における仕様変更時の再認証リスク
- ■ 各国規制の更新情報をタイムリ に把握できない
HPCシステムズの海外認証取得サービス
ワンストップソリューション
開発から認証取得・量産まで一貫対応
- ■ カスタム設計段階から認証要件を考慮
- ■ 試作・検証から本認証まで社内で完結
- ■ 量産後の変更管理もトータルサポート
スピーディーな認証取得
最短 6-9ヶ月での市場投入を実現
- ■ 認証取得済みベースモデルの活用
- ■ 並行して複数認証の同時進行
- ■ 豊富な実績による効率的なプロセス
コスト最適化
開発/認証/量産コストを統合的に削減
- ■ 認証取得の初期費用を削減
- ■ 再評価・再認証のリスクを最小化
- ■ 長期的な変更管理コストの低減
UL認定工場としての信頼性
UL(Underwriters Laboratories)の厳格な審査を経て認定を取得。定期的な工場監査をクリアし、一貫した品質管理体制を維持しています。
UL認定工場のメリット
- ■ 製品認証プロセスの簡素化・迅速化
- ■ UL検査官とのコミュニケーション
- ■ 不適合発生時の迅速な対応と改善
- ■ 継続的な品質改善プログラムの実施
CCC認定工場としてのノウハウ
中国強制認証(CCC)の認定工場として、中国向け製品の製造資格を保有。
複雑な中国認証制度にも確実に対応します。
CCC認定工場のメリット
- ■ 中国当局による定期監査への対応実績
- ■ CCC認証製品の製造資格として認定
- ■ 現地認証機関との連携、対応力
- ■ 中国向け技術文書作成の経験
【UL認定工場・CCC認定工場としての強み】

カスタマイズ開発・認証取得サービスの流れ
HPCシステムズではお客様のニーズに合わせたカスタマイズ開発サービスをご提供しています。
海外展開が必要な際には、開発したカスタムモデルの海外規格認証取得を一貫してサポートします。
カスタマイズから認証取得までを一元的に対応することで、手間や時間を削減し、スムーズなプロジェクト進行を実現します。
初期相談(無料)
- ■ 海外認証規格のヒアリング
- ■ 概算費用・期間のご提示
詳細要件定(1~2週間)
- ■ 製品仕様と取得規格の合意
- ■ 正式お見積もりの作成
ご注文と試作品製作(8~12週間)
- ■ 部品調達
- ■ 試験サンプル(試作機)製作
評価(4~6週間)
- ■ EMC・安全性の評価
- ■ 顧客評価
認証試験(3~6ヶ月)
- ■ 認証機関への申請手続き
- ■ 本試験の実施
- ■ 認証書の取得
量産・継続管理
- ■ 認証準拠の量産体制構築
- ■ 定期監査への対応サポート
リスク管理について
認証取得には不確実性が伴います。当社では以下の対策により、リスクを最小化します。
– 事前検証による不適合リスクの低
– 認証機関との密な連携によるスケジュール管理
– 段階的な見積もり精度向上による予算管理
海外認証取得に関する重要事項・免責事項
■ 認証試験における仕様変更リスク
1. 試験不適合時の対応について
- 安全性試験(Safety Test)またはEMC試験において不適合が発生した場合、技術的対策として製品仕様の変更が必要となる場合があります
- 試験中にサンプル機器の故障・損傷が発生した場合、修理または代替機での再試験が必要となる場合があります
- 上記事由により、当初の認証取得スケジュールに遅延が生じる可能性があることをあらかじめご了承ください
■ 認証取得後の維持管理に関するリスク
2. 部品供給に起因する再認証
- 認証取得後、主要部品のEOL(End of Life:生産終了)により、代替部品への変更が必要となった場合、差分評価試験または再認証申請が必要となる場合があります
3. 規格改訂に伴う再認証
- 各国の技術規格改訂または法規制変更により、取得済み認証の更新時に追加試験・再申請が必要となる場合があります
特に、IEC規格からEN規格への整合化、各国National Deviationの変更等にご注意ください
■ 追加費用の発生について
上記1~3の事由により、以下の追加費用が発生する可能性があります:
- 追加試験費用(再試験、差分評価試験等)
- 認証機関への再申請費用
- 技術対策に関わるエンジニアリング費用
- スケジュール遅延に伴う管理費用
【補足説明】
この免責事項は、認証取得プロジェクトにおける不確実性を事前に共有し、リスク管理の透明性を確保することを目的としています。
当社では、これらのリスクを最小限に抑えるよう努めてまいりますが、認証プロセスの性質上、完全にリスクを排除することはできないことをご理解ください。